どんな状況でも売ってはいけないのか?

 

 

事業の引き継ぎの方法は、いろいろとあります。

どのような分野でもいえることですが、選択肢には一長一短があり、「絶対これしかない」という

ことはなかなか言い切れないことが多いものです。

 

状況によっては、売却が最も妥当であるという結論になることもあるでしょう。

そのことを否定しません。

 

ただし、その結論に至るまでに、「考えてもみなかった別の可能性」があるかもしれないということも、

当事者やその家族は頭の片隅に置いておいても損はないでしょう。

 

「もうダメだ」と思い込んでいると、本当にそうなってしまいます。

経験豊富な先駆者の体験談を聞いたり、的確な質問をしてくれる人と会話をしているうちに、

「ダメじゃないかも!」という希望が突然湧き上がったり、「こういうやり方はどうなの?」という

前向きな気持が出て来たーーという事例が実際に複数あります。