「事業を継続すべき」という「べき論」に賛成できません。

 

 

話が逆です。

「べき論」を振りかざし、最初から「結論ありき」なのは、「一刻も早く売却すべき」などと

主張する一部の「支援」業者のほうです。

 

私どもは、何が何でも事業は継続すべきだとは申していません。

 

ただ、「なぜ継続したくないのか?」という部分の煮詰め方について、「別の考え方」を

提示しようとしているだけです。

 

「商売は何かと大変だから」

「売上が減っているから」

「儲からないから」

「人手不足で、小さい商売には人が集まらないから」

「仕事がきついから」

「休みが取れないから」

「借金が多いから」

「好きな仕事ではないから」

 

・・・いろいろな原因があるでしょう。

 

しかし、それらは、原因というか状況というか、正確にはそれを表現している当事者の

「思っていること」です。要するに「感想」です。

 

そのように「思う理由」が、実はあるのです。

上記のいろいろ挙げられている「感想」には、共通点があります。

 

そこを突き詰めることなく、

「売上が減ってるんですよ」→「そうでしょう、そうでしょう。このご時世、どこも大変です」

→「会社の状況がこれ以上悪化しないうちに、手を打つべきです」→「売り物件」に登録

 

という流れに自動的に進行していくのが構わない、という方には、部外者の私どもが

それ以上申し上げることは何もありません。